神楽坂という東京&パリをミックスさせたような街で、アトリエは毎日開講しています。
カルトナージュとは:Carton(厚紙・板ボール)をカットして組み立てたものに紙・布などで覆ってできた作品(Ouvrage du Carton)のことを言います。これは南フランスのヴァルレアスで蚕を入れる箱を手作りで作ったところから始まっています。そして、フランス・イタリアを中心に広がり、受け継がれてきた伝統工芸です。
「自分で作ることができるんだ!」
私がカルトナージュと出会ったときの感想です。それからは夢中になり、子育ての傍ら作り続けました。もともと物を創ることは好きだったこともあり、飽きることはありませんでした。
パスマントリー手芸とは:組紐やタッセルを作る手芸のことをいい、ヨーロッパ旺盛時代に全盛を向かえた手芸です。
カーテンのタッセルはもちろん、王や貴族の衣装にも用いられました。しかしその起源はヨーロッパというより、南米やアフリカの民族衣装の一部として作られました。
手のかかる手芸のため、一時消えかかった技術ではありましたが、最近ではタッセル・ポンポンがモード界で人気が出てきています。
私のカルトナージュの作品の特徴として、このパスマントリー手芸を取り入れています。カルトナージュの作品のポイントとして、タッセル等を探していた私は偶然にもそのお教室を持つカナダ恵子先生に出会います。
その技法を生かした作品とカルトナージュを融合させて楽しんでいます。