書写書道スクール 月花書道 【東京都(中野区)】

『日本美人の第一歩は美しい文字です』楽しく本格的な指導!

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2022/02/01 のピックアップニュース

武道館に献上する謝辞を書く倫さん

武道館に献上する謝辞を書く倫さん

この度は、内閣総理大臣賞という大変名誉ある賞を受賞でき、本当に嬉しく思います。教室の先生が中学生の頃に受賞したこの賞は、ずっと私の憧れであり、目標でもありました。受賞の第一報を聞いた時には、直ぐには信じられず、その衝撃に涙が溢れて、へたり込んでしまいました。
私は子供の頃から書くことが好きでした。鉛筆を持つと何時間でも座って字や絵を書いていました。今もそうですが、字を書くととても落ち着くのです。ですから、書道に出会えたことは幸せであり、練習は楽しいです。
今大会の課題が「確かな前進」だと知った時、中学受験後書道を再開し、鈍った感覚に戸惑いと焦りを感じながらも、粘り強く練習を続け、やっと思うような字が書けるようになってきた私にはぴったりの課題だと、やる気がみなぎりました。
練習は、毎日目標を立て、納得する迄何度も書き、時には深更に及ぶこともありました。お手本のように書けず、落ち込んだ時もありましたが、決して諦めず練習し続けた私に、先生は繰り返し助言をし、導いてくださいました。
大会当日、太鼓の合図で筆を持った手は、緊張で震えていましたが、日々の努力を信じ、普段通りに行うことだけに集中しました。書き上げたときは安心したと同時に清々しい気持ちになりました。そして成長を実感できた瞬間でもありました。
今回の受賞は、毎日熱心にご指導くださった星野先生、一緒に練習してきた教室の皆さん、朝晩、夜中と練習に付き合ってくれた家族がいてこその受賞だと、心から思います。受賞に恥じぬよう、心技体の精神を重んじ、心は常に冷静に、技術を己で磨き、体は健全を保つ。謙虚さを忘れず精進します。
最後になりましたが、私の作品を選んでくださった審査員の先生方、コロナ禍での大会開催にご尽力くださいました関係者の皆様に心より感謝申し上げ、受賞者代表としてお礼の言葉とさせていただきます。

私立桜蔭中学校二年 高山倫